会報60号

新元号『令和』によせて

発行日

令和元年 5月

新元号『令和』によせて  宮司 鈴木武司

 来たるべき皇位継承に向け、宮中をはじめ政府等でも着々と準備が進んでおります。
六郷神社崇敬会におかれましても、来る11月3日の崇敬会創立30年記念大祭に向け、準備が進んでいることと存じ上げます。
創立以来30年にわたり崇敬会の活動を通じて神社に対し多大なるご貢献を賜りましたこと、厚く御礼を申し上げます。
4月1日に公表されました新元号「令和」には「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい」との願いを込めたと首相からの談話がありました。
これより始まります令和の御代が、より良き、希望に満ちたものでありますようお祈りするとともに、新しい時代の崇敬会の弥栄並びに会員の皆様の御健勝御多幸を御祈念申し上げます。


新たな元号『令和』
天皇陛下が御位につかれることを「践祚(せんそ)」といいます。「剣璽等継承の儀」にて、神器が継承されたことにあわせ、新たな元号が発効されました。


祭礼は6月7日(金)・8日(土)・9日(日)
9日にはご祭礼が行われます。御代替(みよがわ)りへの奉祝として、全町会を渡御します。宮出しは午前8時、宮入りは午後4時の予定です。


子供神獅子舞は神楽殿で演舞
長い歴史と伝統をもつ六郷神社の子供神獅子舞(大田区無形民俗文化財)。約1ヶ月の間、毎晩汗を流して練習に励んだ少年少女達が演舞を奉納し、その後巡行致します。


疫気(えきき)を祓う茅の輪くぐり
神道では罪穢れや疫病をはらい、清々しい命のよみがえりを尊んでいます。6月30日の夏越の大祓に設置される茅の輪をくぐり、健康と長寿を祈りましょう。


会員総会のご案内
6月22日(土)午後1時より、会員総会を社務所にて行います。
(1)平成30年の会務および事業報告の件、(2)平成30年度収支決算書承認の件、(3)平成31年度事業計画および収支予算案承認の件などを議題として執り行います。

平成31年度会費納入のお願い

年会費(平成31年4月1日より令和2年3月31日までの分)未納の方は、お手数でも同封の振替用紙でお納めください。社務所でも受け付けております。なお、すでにお納めの方は失礼をご容赦ください。


監査報告書

 

六郷神社崇敬会 平成30年度 決算報告書

監査の結果、平成30年度決算報告書は、正確であることを認めます。

  (平成30年4月1日より、平成31年3月31日まで)
平成31年4月17日    
監事 吉野鷹夫 印        
監事 森 明久 印   (1)収入の部(円) 予算額 決算額
      個人会費 960,000 955,000
平成31年度 収支予算(案)   法人会費 240,000 200,000
(平成31年4月1日より令和2年3月31日まで)   雑収入 140,000 190,837
      前期繰越金 100,451 100,451
(1)収入の部(円)     合計 1,440,451 1,446,288
個人会費 960,000        
法人会費 200,000   (2)支出の部(円) 予算額 決算額
雑収入 140,000   協賛金 600,000 576,115
前期繰越金 117,216  

会報発行費(第58,59号)

170,000 150,000
合計 1,417,216   事務費 30,000 24,922
      通信費 120,000 114,795
(2)支出の部(円)     会議費 30,000 28,350
協賛金 600,000   郵便振替払込料 25,000 19,760
会報発行費(第60、61号) 170,000   消耗品費 1,000 0
事務費 20,000   渉外費 50,000 35,000
通信費 120,000   催事費 400,000 367,270
会議費 30,000   雑費 1,000 0
郵便振替払込料 25,000   予備費 12,451 0
消耗品費 1,000   備品費 1,000 2,860
渉外費 40,000   次期繰越金   127,216
催事費 380,000   合計 1,440,451 1,446,288
雑費 1,000        
予備費 29,216   (3)次期繰越金内訳(円)    
備品費 1,000   現金   52,142
合計 1,417,216   郵便振替貯金   68,211
    城南信用金庫普通預金   6,863
    合計   127,216
         
    (4)30周年事業準備金(円)    
      芝信用金庫普通預金   600,257
      利息   4
      合計   600,261
           
      (5)定期預金(円)    
      城南信用金庫定期預金(1)   700,555
      利息   60
      城南信用金庫定期預金(2)   1,000,280
      利息   80
      合計   1,700,975
           
      平成31年4月17日    
      上記の通り報告致します。    
      会長 増渕國昭 印

お詫びと訂正

第59号の「七草流鏑馬」と「収支予算」の記載に誤りがございました。
正しくは「狩衣姿に身を包んだ男児」ではなく、「小笠原流の流鏑馬装束に身を包んだ男児」でございます。直垂、あやい笠、むかばきをまとった装束となります。
また、「収支予算」は決算報告書の予算額に表記したものになります。
深くお詫びし、訂正を申し上げます。


有名神社バスの旅

諏訪大社本宮での記念写真・本宮一之御柱

諏訪大社 北島宮司にご案内いただきました。

 六郷神社崇敬会恒例の神社参拝バスの旅は、まだ寒さが身に染みる2月23日(土)早朝に六郷神社を出発し、長野県の諏訪大社(信濃国一之宮)に行って参りました。国内にある最も古い神社の一つとされており、全国各地にある諏訪神社総本社ですので、ぜひ一度行きたいとの希望も多く実現致しました。六郷神社にも縁があり、兼務社に西六郷2丁目の諏訪神社がございます。
 鈴木禰宜様、堀越権禰宜様にもご参加いただき、総勢38名での参拝になりました。


「諏訪大社の特徴」
 諏訪湖周辺に位置し、御祭神は上社本宮は建御名方神(タケミナカタノカミ)、上社前宮と下社は八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)です。古くは古事記(712年)にも記載されています。全国にある一万有余の諏訪神社の総本社です。
 本殿と呼ばれる建物がなく、上社は御山を御神体、春宮は杉の木、秋宮は一位の木を御神木と拝しています。古代の神社には社殿がなかったと言われ、諏訪大社はその古くからの姿を残しています。また、諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神、また武勇の神として広く信仰され、現在では生命の根源・生活の源をも守る神として崇められています。


「御柱祭」
 諏訪大社と言えば御柱祭が何といっても有名で、テレビのニュースでも必ず報道されています。正式名は「式年造営御柱大祭」といい、7年に一度の干支の虎と申の年に行われる祭事で、平安時代から続いています。八ヶ岳や霧ヶ峰から合わせて16本のモミの木を選んできて、各々の社殿の四隅に建てます。


「正式参拝に参加して」
 鬱蒼とした森の中に静かに佇む諏訪大社は自然と一体化した気持ちにさせてくれるなんとも不思議な空間でした。本殿のない正式参拝も初めてで、吹きさらしの中で震えながら参拝して、身も心も清められた気がしました。
 午後に訪れた下社春宮と下社秋宮には温泉の手水が湧いていて、冷たい手にとても気持ちが良かったです。2〜7月は春宮に、8〜1月は秋宮に御霊代が移り、特に8月1日に行われる遷座祭(お舟祭)が有名です。
 3社を巡るだけで時間的にはギリギリの行程でしたが、とても充実した参拝旅行となりました。御朱印帳の希望も増えて、今まさにブームなのかなと感じます。これを機に崇敬会のメンバーが増えますように願っております。(野村和子 記)


◆六郷囃子

 六郷囃子保存会は、昭和34年3月に発足しました。当時は、六郷、羽田、川崎、大井、大森などで、達人たちの交流が盛んに行われていたそうです。
 東六郷の故・布川徳次郎は鍛冶屋であったことから、「かじ徳」と呼ばれ、川崎市市場萩原社中の神楽の名のもと、矢口、道塚、沼部、新丸子、等々力方面へ活躍した名手でありました。
 祭囃子は、1189年鎌倉八幡宮で、原型となる音曲が奏でられ、1193年鶴ヶ岡八幡宮(相模の国雪ノ下)で、大名6騎なる人物により、囃子として誕生します。
 その後、鎌倉から相模、そして多摩川を下り綱島、京浜方面に伝えられます。調布から神田、浅草あたりは、「下町囃子」と呼ばれ、目黒、池上、羽田、川崎、六郷は、「山の手囃子」として育まれました。
 いにしえの流儀で奏でる囃子、今年も平和を念じ、祭礼、七五三、流鏑馬、節分などに奉納されます。


◆創立30周年記念行事

崇敬会創立30周年を記念し、慶祝行事を予定しております。ぜひ多くの方にご出席賜りたくご案内申し上げます。
一、期日 令和元年11月3日(日)
一、神前報告祭り 午前9時
一、献木式添釜  午前9時30分
一、祝賀会  午前11時30分
詳細は後日ご連絡致します。


◆会報をA4サイズに

崇敬会の大きな節目として、次号の会報より、サイズをA4サイズに変更し、内容も充実させていきます。


◆ついたち早朝まいり

毎月ついたち朝7時に、神前にて会員みなさまの家内安全を祈願する昇殿参拝と、会員有志による講和を行っております。
是非、足をお運びください。


◆崇敬会入会のおすすめ

神社の興隆を通し、地域文化を向上する目的を持った会です。グローバル化が進む中ますます価値が高まっています。是非、お知り合いの方に入会をおすすめください。


◆新入会員紹介 会員番号順

個人
中六郷二・星野 志津江
中六郷三・真行寺 公子
南六郷三・仲村 兼一
蒲田本町一・山本 真由美
南六郷三・斎藤 一男
東六郷三・中溝 寿


発行=六郷神社崇敬会
〒144-0046 大田区東六郷3-10-18 六郷神社社務所内
電話 03-3731-2889
振替 00190-6-113553
監修=平野卓治
編集=吉田恒男、飛田弓子、野村和子、石渡義仁、長谷川靖